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​発行人よりごあいさつ

 寒に入って寒さもいちだんと厳しく、コロナ禍の終息の兆しも未だ見えない日々が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしですか。

 さて、ふげん社ではかねてより準備を進めてまいりました雑誌『写真(Sha Shin)』を2022年1月20日に創刊いたします。

 今後、雑誌『写真』は、年2回のペースで、編集人村上仁一のもと、統括アドバイザーに飯沢耕太郎を、エディトリアルディレクターに若手写真評論家の打林俊を迎えて、毎号テーマを変え、日本の写真文化を発信してまいります。

 町口覚による造本は、ハンディサイズで280頁のボリュームと美しいページネーションで、デジタル全盛時代に紙の雑誌としての確かな存在を主張しております。創業72年の印刷会社として、日本の印刷文化も合わせて発信してまいりたいと思います。

 また、銀座蔦屋(1/20-2/17)、梅田蔦屋(1/20-2/28)、代官山蔦屋(1/20-2/6)では創刊記念フェアーが開催されます。お近くにお立ち寄りの際にはご高覧いただきますよう切にお願い申し上げます。

 ふげん社3Fのギャラリーでは巻頭口絵作家の横田大輔展、2FのPapyrusギャラリーでは口絵作家である北島敬三、金村修、山谷祐介、小松浩子、細倉真弓、森山大道の展示を開催中です。

 休刊が相次ぐ紙の雑誌の新たな立ち上げは、無論様々な困難とともにあります。

しかしながら、潤沢な資本が望めるわけではないことはさほど心配することではありません。

 コロナ禍が世界の歴史を一回転させようとするこの時に、作り手と読み手の双方に希望と活気が宿る雑誌を今作り上げることができるかが問われているのだと思います。

 末永いご支援のほどお願い申し上げます。

2022.1.20

雑誌『写真』発行人

ふげん社 代表

渡辺 薫